- Chika Sakai
NICO&PEACEの思い その③
当時の生活ぶりは
病院の栄養士だったので毎日ではないのですが、早朝3時位に家を出て、仕事が終わったらボディボードの練習をして夜7時頃に帰って来ることが多く、ニコはその間1人ぼっちで可哀想な思いをさせていました。
その為寂しくてご飯を食べれなくなり、
ガリガリに痩せてしまって、病院に連れて行ったら、先生に『栄養失調だねー』と言われました。
私は、酷い事をしてしまったと反省して、ニコと一緒にいれる仕事にしようと思い、いろいろ時間をかけて真剣に考えて考えて、考え抜いた結果トリマーになろうと決断して、トリマーの教育訓練校に行く事にしました。
トリマーの教育訓練校は珍しく、
当時北九州と群馬と静岡にあり千葉から1番近い場所にあったのが、ちびまる子ちゃんで有名な静岡県清水区だったのでニコと清水に引っ越して一緒に半年間通いました。
久々の学園生活はとても楽しくて、
年齢が様々な友達が出来て、初めてのトリマーの世界に毎日ワクワクしながら通っていました。
ニコと一緒にいられるのが良かったです
卒業後はバイトを数個掛け持ちしながらトリミングサロンで働かせてもらいました。
トリミングサロンの仕事はとても時給が安いのですが、働かせてもらえるだけでも有り難いと思い、毎日に必死に頑張りました。
トリミングは簡単に見えるようで実はすごく集中力が必要で、動く犬に瞬時に対応する反射神経や、大きい犬を持つときの体力や、接客力、犬とのコミュニケーション力、思っていた以上に本当に大変でした。
毎日バイトとトリミングで寝不足でしたが、今頑張れば一人前になれると自分を奮い立たせてとにかく頑張りました。
ボディーボードの方は、大きな怪我をしたり、あと一回勝てばプロというところで、今世界一の子(当時はまだ子供だったけど)にあっさり負けて、一度に2つ(トリミングとボディボード)で高みを目指すのは無理だなと思って辞めました。
つづく・・・